売買に関する紛争⑤

こんばんは。






てんせつのフィッシャーマンとこ(最近は青物ハンター)です。






売買の契約の過失に基づき不動産を仮差押された所有者が、契約締結上の過失は無いとし、仮差押を申し立てた買付申込者に対し損害賠償請求をする事例

東京地判 平26年6月27日


■登場人物■

買主(住宅販売業者への転売が購入動機)

売主

仲介業者A

仲介業者B

住宅販売業者


■訴え内容■

①不法行為による損害賠償請求

■結論■

①一部を認める。


■根拠■

①売主が買主へ契約が確実とする言動をしているわけでもなく、仮差押決定が異議審で

取り消された場合に過失があると推認され不法行為を形成する為。


■時系列■

23年4月ごろ  売主が仲介業者Aへ媒介依頼

23年5月24日  買主が9800万の買付証明書を提出→返事なし        

24年1月19日  仲介業者Bを通して1.08億の買付証明書を提出

24年1月20日  買主は住宅販売業者より買受要望書を受け取る(1.55億)

24年1月26日  仲介業者Bの事務所へ双方が集まり協議→1月31日までが期限の1.08億の売渡承諾書を受け取る。※契約締結の明確な日時等は決めていない。

24年1月27日  買主は測量、解体業者へ見積もりを依頼。

24年1月31日  隣地へ挨拶

24年2月1日   買主は売買契約書の案を提出→仲介業者Bを通して契約を待ってほしい旨の連絡を受ける。

24年2月4日   内容証明を送り、理由を訪ねるが返事なし。

24年2月15日   売買契約締結上の過失に基づき売主に対して損害賠償を主張し裁判所へ仮差押命令を申し立て。

24年2月17日  裁判所は仮差押を決定しその内容は26日売主送達された。

24年3月2日   売主代理人が内容証明で売渡承諾書の失効を主張し、売主に債務不履行、契約締結上の過失は無いとし仮差押を取り消すよう依頼。

24年12月12日  仮差押決定に対する保全異議を申し立て。

25年3月28日  仮差押決定を取り消し、本件仮差押申立てを却下する決定をした。



■トラブル回避対策■

期限付き書類は逃げに使われるようなので要注意。

契約締結が確実であるとの根拠が出来た後でないと差し押さえ等の力技は危ない。


※個人的に業務上必要な為、ノートとして使っております内容ですので間違い等あるかもしれませんのであしからず。

とこ's Ownd

とこの日常をブログにしていきたいと思います。 メイン内容は ①岡山県での釣り、もしくは近県の釣り ②不動産業開業等に関する内容 です。 遊戯王好きです。

0コメント

  • 1000 / 1000